残酷なまでの理解力の差をどうするか

松谷です。

さて、今回はすごく過激な内容です。

稲荷塾の塾生を直接教えて半年以上たちました。

以前、個別指導塾で塾長をしていたときも感じてはいましたが、直接教えるようになってより痛感しています。

 

教えた内容を自分の中に取り込んでいく力(これを理解力といったりします)に関しては、個々の生徒で残酷なまでに差があるということです。

 

それはどの学年でもそうです。

 

その差はどれくらいかというと、

 

ある内容を一度言ったらすぐ理解できたり、もしくは、さらに勝手にそこから深めてしまえる生徒がいる一方で、

ある内容を10回言っても理解できず、噛み砕き続けてやっと理解できたと思ったら、ゆっくり進む間に、以前学んだ内容を、どんどん忘れるので、ほとんど進まない気がする生徒もいる。

といった具合です。

 

確かに、前者の生徒は今の勉強というシステムの中ではとても有利です。

 

そして、その子たちが満足できるようなシステムを備えているところは、稲荷塾の良さの1つでもあると思います。

小3で半年くらいで小3から中1内容くらいまで終わった子や、中1で数1A終わった子や、中2で数3をやっている子や、小学校時代に一通り大学数学の初歩くらいまでやった子、などいろんな子がいることは、その良さを表していると思います。(く◯んのように計算だけをやっているわけではないです。)

そして、そのような子達を教えるときに、講師の側も新鮮な驚きや面白さを感じるのは1つの事実でしょう。

 

では、後者に近い子はあきらめるしかないのでしょうか?(上の例は極端だとしても。)

 

この差をあきらめることは簡単です。

 

ただ、この差はある程度は克服できるものだと思います。

(全てを完全に克服できるとは申しません。元の理解力に差がある人が同じだけ同じようにがんばったら差のある結果が生まれますから。また、必ず克服しなければならないものかというと違うかもしれません。世の中には、勉強以外の方面もありますから。)

 

まず、前提として、理解力がある人が皆がすごくがんばるわけではありませんし、理解力がある人が皆が効率よく学習しているわけではありません。さらに、理解力がある子は理解力があるがために飽きっぽい傾向もある気がします。

 

なので、付け入る隙が十分にあるわけです。

 

じゃあどのように付け入っていき、その差を克服していけばよいのでしょうか。

 

それは、

自分の特徴を知って、自分にとって最適な学習を行う

ということです。

 

こちらは、何度もその気づきを与えるように仕向けます。

 

何回も教えて、前言ったね。ノートはとったか?どこに書いてある?中学まとめプリント見たか?独習数学見たか?宿題やったの?テスト復習してね。といった具合です。

 

その中で、何回くらい言われないと自分は覚えないんだな、何回くらい復習しないとだめなんだな、また、忘れないようにするためには復習ノートを作るという工夫が必要だな、問題を解き直さないといけないんだな、理解するためには図をかかないとわかりにくいな、簡単な数字に置き換えないとわかりにくいんだな、手を動かして計算をしないといけないんだな、覚えたつもりでも覚えてないから一回自分で自分にテストをするべきだな、そういった自分なりの弱点補強のやり方を掴んでいって欲しいのです。(基本の学習方法は伝えていますので、その微調整の部分ですね。)

それを、掴んでしまうことができれば、後は「なんとか頑張りたいという気持ち」もしくは「数学そのものがなんか楽しいかもという気持ち」が出てこれば、かなりのところまで克服できるんではないかと思います。

 

さて、これは、すごくできない子向けへのメッセージのように見えるかもしれませんが、実はそうとは限りません。

 

理解力と言えば、どのレベルでも上を見たらかなり差がある人がいますし、下を見てもかなり差がある人がいるのです。(日本一だとしても、世界一とは差があるでしょう。)

 

ですので、自分なりに自分のパフォーマンスを最も効率よく発揮できる状態に仕上げることは、実は、どの層にとっても有効なことなわけです。

 

たとえば、僕は、はっきりいってそんなにすごい理解力があったわけではありません。学校にいるちょっと成績がいい子くらいだったろうと思います。上を見たら全国1位の子とかがクラスにいたので、まざまざと自分の理解力のなさを感じたわけです。

 

そんな僕ですが、数学であれば、稲荷先生の最も効率のよい技術を習得することで、どうしようもないように見える難しい問題に対しも、とっかかりを得ることができるようになりましたし、入試に直結する技術により、覚えることも少なく済んだ上に、短時間で処理できるようになりました。

 

さらに、自分の特徴で、粘るとか耐えるというのがテニスでも得意だったので、それを生かして試験の最後まで粘ったり、面倒な計算にも耐えるということをやっていくことができるようになりました。

 

そのおかげで、受験の数学であれば、少なくとも東大受験者の中ではリードできるくらいになることができました。

 

また、自分の忘れるタイミングをつかんだうえで、暗記の仕方をつかんだことと、構文解釈を機械的に完璧にできるようになったことで、受験関連の英語では、ほとんど誰にでも勝てるようになりました。(コミュニケーション英語とは少し違いましたが。)

 

上の僕がとった戦略は、

結局、

自分の特徴を知ったうえで、自分に最適な学習法を行なったということだと思います。

 

昔こんな記事で地頭とは?書いたのですが、

差を埋めるいう観点から考えると、最適な学習法には、目的意識と継続性と効率性の観点が大事になってきます。

でも、最適な学習法を実行するためには、最適な学習法を見つけなければならず、そのためには、自分の特徴を掴む、ということが最初にくるわけなので、それを大事にしてくださいね。早めに掴んでしまえば、それは一生涯の財産にもなりますから。

まあ、でもどうしても自分で掴めないよーっていう場合もあると思うんですね。そんなときは、皆さんを一番近くで見ている我々講師の出番なのかなと思います。できる限りのアドバイスをしたいと思います。

 

なんか熱い記事になりました。

 

数Ⅲのクラスとかを見ていると学年が上だからか、皆さんなんとなく自分のやり方を掴んでいる感じがして、いい感じだなと思うんですね。その調子で頑張って欲しいですし、皆さんにもそうなって欲しいなと思います。数2Bクラスもあと一歩だなという感じです。

 

世の全生徒を応援することは僕にはできませんので、稲荷塾の塾生を応援しています。

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