2回やることで凹んでも凹みすぎるな!

松谷です。

もしかしたら反転授業で数学1Aや数学2Bの授業で2回やることになって凹みすぎている人もいるかもしれないと思いまして、一応フォローをしておきます。

反転授業を半年で抜けられなかった人は、何らかの不足していたところがあるのは確かだと思います。

一番ありうるのは予習の不足でしょう。それは予習にかける時間かもしれませんし、予習に対する気持ちかもしれませんし、予習するのに必要な最低限の理解力の不足かもしれませんし、自分だけで無理だったとき何とかするために人の力を借りてでもなんとかやり遂げようという気持ちかもしれませんし、自分なりのやり方が確立できていないのかもしれません。

 

しかし、反省はすれども凹みすぎる必要はないと思います。

 

僕は反転授業が始まるだーいぶ前の稲荷塾の生徒でした。

 

僕が数2bを終わらせたのはたぶん高1の終わりですが、普通に一年間かけました。数1aは中3の終わりでした。(記憶違いでなければ。)

そして、復習不足もあって、理解は一度はできたものの、結構ぼこぼこと忘れたりといった具合でした。

それに比べると、例えば中2の半年残った状態で、数1aからあがれなかったというのは、僕と比べると一年半リードをすることはできなかったというのに過ぎないわけです。そして、もし、残り半年もう一回頑張って単元テスト平均50点以上くらいとって進級できたとするならば、もうそれは、十分素晴らしいわけですね。(ただ、2回で抜けられなかった場合は、かなり反省して根本的に態度を改めないとだめだと思います。)

 

逆に数1aを中2の半分で抜けられた人は、僕より一年と半年分リードしたということですね。

それは、イメージ的には、東大理系に合格してもなお一年半余計に演習が積めるということですね。そらーどこまでいくのか楽しみですね。

 

また、半年で終われるというのは、万が一少し遅れていたとしても、ぐいっと挽回することも可能というシステムが用意されているということでもあるわけですね。いずれにしてもいいことずくめですね。

 

では、このペースが異常なのかと考えてみます。

 

たとえば、東京の日比谷高校や京都の堀川高校など、高校からしかないトップ公立高校は、要は高1から数1aをやるわけですよ。で、理系の人なんかは数3までやったうえで、演習までしながら、東大とか京大とか医学部(医学部はあんまり受かってないかな?)とかにばんばん受かっていくわけですよ。そうすると、数1a、数2b、数3の基礎学習は結局5ヶ月から9ヶ月くらいの間でやってしまうわけですね。

要はある程度能力が高ければ、それも可能ということなんですね。

 

てことは、それに類する実力の人が中学くらいからそのペースでやればものすごく余裕ができるわけですし、それほどではない人もそのペースでの学習を2回やるなどすれば対等に闘えるようになったりするわけですね。

 

ただ、一般的にはそのペースでやるとオーバーワークになりがちなんだと思います。それに比べると稲荷塾の反転授業の場合は、それほどものすごい負荷をかけることなくそのペースでできるところが良いのではと思います。(負荷がないとは申しません。ある程度能力があっても、週2から3時間程度の予習が必要になります。理解が苦手ならもっとかかります。)

 

いま、実際には一回で進級する人は半分足らずくらいです。少し寂しいなあというレベルではあります。

でも、凹み過ぎる必要がないことはわかったと思います。

しかし、みなさんには、もちろん半年で進級してやるぞというような意志をもって欲しいなと思います。

あまりにも、やる気なくもう一回やれるからいいやという態度の人ばかりだと本当に教える側が心をどこに持っていけばいいのかわからなくなりますのでね。。。

 

稲荷塾は学校についていけるようにしますっていう補習塾じゃないですのでね。前向きでない人はなんだかねと思ってしまいます。

 

でも、今日、単元テストの採点してたんですが、自分のクラスの生徒がひとりいい点数とっていて嬉しかったですね。

 

自分の教え方のおかげというより、彼自身の頑張りが答案から見えて嬉しかったですね。

自立性をもって学べてきたという証ではないでしょうか。

 

みんなが、一回で進級できるような塾になったとき、本当に稲荷塾は、日本の教育をリードできるんじゃないかと思いますね!