夏だ、お父さんの出番です!
昨日のブログで、磯ガニと遊んだと書きました。
しかし、ちょっと工夫しないと簡単には捕まえることはできません。
実際、近くの岩場に何かを捕まえようとしてやって来たあるお父さんは、遂には断念して帰って行きました。
カニの穴からカニをほじくり出すのはもっと難易度が上がります。
小さな子を連れたお母さんもトライしていましたが、無理でした。
そうそう、クワガタ捕りなんかもこつが要ります。
夜、長岡天神に出掛けると、ライトをもった親子連れに何組も出会います。でも、実際にクワガタを手にしている親子は滅多にいません。
我々はほぼ毎回何かを捕まえて帰りました。そして累代飼育をして楽しんだわけですが、オオクワガタが増え過ぎて困ったこともあり、それにそういう経験はとても大切だと感じ、小学生部の生徒を集めて実習をしたことがありました。
卵を産ませたクヌギの木から幼虫を取り出す実習です。
それの育て方を説明し、取り出した幼虫を数匹ずつ配りました。
また、成虫のペアを配って卵を産ませるセットの作り方を教えたこともありました。
しかし誰も成功しませんでした。
私からすると、簡単な作業だと思うのですが、小学生には難しかったのです。
結局、お父さんのちょっとした意識が重要になります。
それがあるかないかで、子どもに見せる世界が変わって来ます。
テニスの練習をしてもそうです。
大人の知恵をほんのわずかでも加えると、練習の意識が変わります。
スクールでの一般的な練習だけでは不十分であり、個人的に明確な目的を持った技術練習が必要ですが、その方法を子ども自身で見つけるのは難しいのです。
もちろん、介入し過ぎると疎まれます。
ほんのちょっとリードしてやるのです。
そうして何かを成し遂げることを体験した子は、何に対しても取り組みが変わって来ると思うのです。
ps アイキャッチのタイトルは「ピラニアを覗き込む息子」です。