「奇跡の瞬間」などは存在しない

まず報告です。

Carmelia は今日の夜、やって来ます。

 

それに伴い、私も英語を勉強する時間が増えています。

それで思うのですが、奇跡の瞬間なんてないですねぇ!

昔ヒアリングマラソンをやったとき、1000時間英語を聴けば「開耳」が起こると言われていました。1年間で1000時間取ろうと思えば、1日約3時間ですから、大変な量です。

これだけの量をこなせば、突然英語の音が聞こえるようになるというわけです。

私はこれを大学生のときにやってみました。

相当期待していましたねぇ。

俺にもその瞬間が訪れるんじゃないかと。

で、結果はというと、

ダメでした。

いつまで経ってもバックグラウンドミュージックのレベルを越えることができませんでした。

 

次の大きなトライは NOVA でした。

そこでは生徒のレベルを9段階に分けていたと思います。確か …。

1から7までですが、7だけが 7a、7b、7c の3つに分かれていたはずです。

初めにテストを受けてレベルを決めてもらい、7b からスタートすることになりました。

細かいことは忘れましたが、「頭の中で英語を日本語に直しながらゆっくりとであれば会話ができる」「それが比較的スムーズに行える」「ゆっくりとであれば、英語で考えて英語で話せる」「英語で考えて英語で話せる」、これが 7、6、5、4 のレベルだったように思います。そして3以上は英語で仕事をする人たちのためのクラスでした。

私はどこまで進んだかと言えば、3です。

実際はずっと下手くそのままでしたが、長年やり続けたことと、臆せずにしゃべることを評価してもらいました。

ずっとグループレッスンを取っていましたが、お昼間にレベルが合う人がいなかったので、いつもマンツーマンになっていました。そしてマンツーマンのレッスンでは、テキストを使うことを拒否し、フリートーキングをしました。講師は優秀な人が多く、マスターを持っている人も多かったです。彼らの観点は日本人のそれとは違うし、彼らの昔話や彼らの将来の夢を聞くのはとても楽しかったです。

NOVA のルールとしては、講師と生徒は教室外では会ってはいけないことになっていましたが、家に遊びに来てもらったり、テニスをしたり、いろいろしました。

まあ、十分活用していたとは言えますが、一つは費用が高かったこと、そして何より、英語が使えるようになったとは思えなかったことが不満でした。

そして10年ほど続けた後のある更新のときに、やめることにしたら、その1ヵ月後に例の事件が起こったのです。もし更新していたら30万円ほどを損していたはずです。

 

結局、日本にいて英語をものにすることはできない、というのが私の結論でした。

 

しかし4年前、私は再び決意し、「約1年でコミュニケーションツールとしての英語を身に付けるためのプログラム」を探すことになったのは既にお伝えした通りです。

それで見つかったのでしょうか?

見つかった

と思います。

特に最初の1年間の成長は、その前の30年分の成長より大きかったですから。

 

ですが同時に、最初の話に戻って、「奇跡の瞬間」なんてなものはないとも思います。

一応使えるようになっても、その上はいくらでも存在し、その自分の思い描いたレベルに到達するためには極めて地味な努力を続けながら、薄皮を剥ぐようにしか前進することができないのです。

「開耳」なんて嘘です。

はっきり言いますが、「聞き流しているだけで、突然英語がしゃべれるようになる」なんてなことも絶対にありません。

 

A会話では、英語をものにしようと本気で決意する人を募集します。

そうすれば何かが起こると思います。

頑張りましょう!