やるべきことをやる
先週、数ⅡBクラスでは積分のテストがあり、1年間のメニューをこなしました。
今日からの残り3回はその時の状況に応じて何らかのトピックについて話したり、総まとめテストをしたりします。
予定表には「予備」と書いてありますが、ちゃんと授業があります。
さて何をするべきかと考えました。全体のレベルが高いときはチェビシェフの多項式の話をして、三角関数の諸公式を確認したりすることもありますが、今年度はそういうノリではないように感じます。
で、思いつきました。
数ⅡBの公式を整理すると、B5用紙で17枚にまとめることができ、これを覚えろ!と、やろうと思います。
この公式集は、各公式を3段階に分けて、
- 覚えていればいいもの
- どこからそれが来たのかを導き出せないといけないもの
- 証明できないといけないもの
に分類しています。
ただ覚えるだけなら簡単ですが、たとえば積分公式はどうしてそうなるのかとか、三角関数の加法定理の証明ができるかとなると、ぐっとレベルが上がります。
これを覚えてテストして、また覚えてテストして、… というふうにやろうと思います。
私としてはこれが最低限で、そんなことはそれぞれがその自覚においてやっていることだと信じたいのですが、現実はそのレベルに到達していません。
という話を松谷君にしていたら、「本当にそういうことが必要ですよ!」と叫んでいたので、同様のことを感じていたようです。
実は今回、積分のテストを松谷君に採点してもらいました。それから演習1の直前演習の4回目も彼に採点してもらいました。
いや~ぁ、
驚きましたねぇ!
こんなに丁寧な採点は生まれて初めて見ました。
非常に新鮮に感じましたが、それを通して彼も今の数ⅡBクラスの問題点を鋭く実感したようなのです。
ということで、今日の数ⅡBクラスは地獄の特訓です。
やるべきことをやるとはどういうことなのかを知ってほしいと思います。