英語の勉強の全体像②基礎、R

松谷です。

では、英語の全体像の続きです。

全体像としては、アイキャッチ画像のような感じで捉えるとよいと思います。

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まず、やはり4技能どれをとっても一番基礎には、単語(音声含め)、文法があります。

語学の基礎は間違いなく、単語です。単語に始まり、単語に終わるという方もいらっしゃるくらいです。

単語知らなかったら、何もわかるわけないですね。一応理論的には、そんなに無理なく1か月に800語ずつくらい覚えることは可能なので、1年もあれば8000語覚えられて、大学受験生の1%以内くらいの単語力が得られるのですが、まぁここまではさすがにかなりのパワーがいりますので、もう少しゆっくりやってもいいと思います。

ただ、一つ言えるのは、単語は忘却との闘いが避けられないので、あまりゆっくりやると逆に伸ばせないというようになっています。一般的には、1か月にその単語と5回出会えるような復習システムを構築しておけば覚えられます。しかし、極端すぎる単語帳暗記に賛否があることは確かです。ただ、レベルが上がってくれば上がってくるほど、知らない単語に出会う頻度が下がってきます。すると一回ある知らない単語に出会って、次にその知らない単語に偶然会うのって、1か月後くらいだったりして、効率的に覚えるのは結構難しいです。

なので、単語帳暗記については、自分は賛成という立場を取っています。(この時点で音声も大事にしてください。また、まったく時間的に切迫してない方については、続けられるということに、主眼を置いた方がいいかもしれません。)

 

文法については、何も小難しいものではなく、物事を伝える、理解するための言語の規則という意味でのルールです。個人的には、1年もあれば、中1〜高3までの文法を確実に入れられると思います。(マニアックな文法のための文法みたいなものを除いて。半年で行ける人もいっぱいいると思います。)

 

単語と文法ができたら、次は、読解ができるようになってきます。(もちろんすべての文法単語が完成してから読解するというのもそれまでつまらなすぎるので、いろいろ制限された文を読んでいけばよいです。)

どんな長文もまずは、1段落ごとから成り立ち、どんな1段落も1文ごとから成り立ちます。なので、まずは、1文1文をきっちり読む、精読という能力が一定程度必要になってきます。

単語や文法という単発な知識はそれだけでは、やや死んだ知識なので、それを読解という中で生きたものにしていくという意味も強いです。

そして、ある程度精読ができたら、もう少し長い文を読んでいきます。やはり、あまりにも分析的な読み方でゆっくり読むことだけを続けていると、文章全体の内容をとるということに対しては、不足しています。そこで、今度は、ある程度スピードを持って読むという練習をしていきます。一般的に速読や多読といわれるような訓練ですね。時間があるならば、ペーパーバックなどを読みながら英語の流れに乗っていくという体質改善していくのがよいと思います。ただ、個人的には、受験などを控えて短時間(1、2ヶ月以内とか)で、読解スピードを改善するためには、時間を測りながら読むという訓練をしない限り速くならないと思います。要するに、人は速く読もうとしない限り速くならないということです。また、何も目安がないまま計っても、速くならないこともあります。こういうときは、音声つきの英語長文を読んで、理想のスピードを体感しながら、それに遅れないように理解していく訓練をするといいと思います。

あと、多少わからなくても、流れからわかるからいいやという気持ちでスピードを緩めずに読んでいくという体質を作ることです。これで速くなっていきます。たとえば、リスニングだったら多少わからなくても、音声が進んでいくのでわからないところをカットして、わかるところを拾いながら文章の意味をとろうとするはずです。それを読解でも同じようにすればいいわけです。

読解になるとついつい100%わからなければと思う人がどうしてもいると思うのですが、スピードを持って読むことが目的のときは、そのあたりはアバウトにやるという気持ちが大事になってきます。ただ、ここはぱっと読めなかったなっていうところをチェックしておいて、あとで、復習するとよいでしょう。

 

リスニングとスピーキングとライティングは、、、

ちょっと長くなってきましたので、また、後日。。