地味に行こう!

先日、授業を休んだ子の振り替え授業をしていたとき、あまりにも短い時間で「分かりました」と彼が言うので、「じゃあこの問題の解答をもう一度作ってみ」と、テキストの問題を解かせてみました。

もちろんできませんでした。

「じゃあ、メネラウスの定理って何だったけ?」

といった感じで、連続攻撃しました。

そのとき同室にいた息子が帰宅後、「いじめてたなぁ」と、にやにやしながら言ってましたが、いじめていたわけではありません。

「分かった」と思うレベルにもいろいろあり、「次に自分で説明できるぐらいに分かった」というのを一つの基準にしてほしいのです。

 

火曜日の数ⅡBのクラスでも一通りの説明後テキストの問題で小テストをしてみた話を載せたことがあります。みんなが不明な点はないと言った後に、じゃあ今やったばかりのテキストの問題の解答を作ってみるように、とやった話です。

この結果は壊滅的だったのですが、実は次の週にも同じことをやってみました。

やはり不十分な解答ばかりでしたが、1週間前に比べて明らかな進歩がありました。

 

これは私の体験から来ています。分かっているはずのことを説明しようとして、途中で詰まってしまうとか、説明しながら自分のしている議論に不備を発見してしまうということがたくさんありました。

 

ですから、たくさん演習をすることも重要ですが、その骨子となるテキストの問題については2度、3度取り組むことが必要です。

絶対に必要です。