まず基礎を作るべし

今日は体調が悪く、少し躊躇しましたが、トレーニングに行って来ました。

トレーニング自体は単調な作業であり、決して楽しいものではありません。また、やったからと言ってすぐに効果が出るとかそんなことはありません。

しかし、これが基礎であり、基礎の上にすべての技術があるのです。

う~ん、

ちょっとかっこいいことを言っているようですが、すべて西村コーチの受け売りです。

受け売りですが、それが正しいことが私にはよく分かります。

高3になってから伸びる子と伸びない子、どこが違うのでしょうか?

それは基礎です。

高3になったらみんな頑張ります。しかし、頑張っても基礎がない子はなかなか伸びません。

基礎と言っても抽象的で意味が広いので、分かりやすく言い直せば、使う技術が使える形で身に付いているかどうかということです。

演習のクラスで演習をしていても、「この問題はここまでは誰でも来れる、ここからが難しいので、それをどう突破するか」というテーマで取り組んでいるとき、そのここまでは誰でも来れるというところに来ない子がいるわけです。

基本的にそういうことがあってはいけません。

ところが、中には毎度毎度そういう基礎的なところでつまずく子がいるのです。

これは高2までに作っておくべき基礎がぐらついているのです。そういう子は大急ぎで「稲荷の独習数学」を読み直す必要があります。全部は大変なので、まずは入試の中心である数IIB、その中でも苦手な分野から始めればいいでしょう。

この参考書は基礎を作るために書きました。ですから難しい問題は載っていません。典型的な問題、汎用性のある問題を、技術を使ってスパッと切る方法を説明しています。高2までの段階で、これを繰り返し読んで、解くべき問題は解いて、しっかり基礎を作ってほしいと願っています。